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ちょっと変じゃない?

 一昨年発表された自民党の憲法改正草案(註:この場合は2005年度草案のこと)では、信教の自由と政教分離の問題について、次のように記されている。

 第二〇条第一項・第二項(現行憲法と同じ)

 第三項 国及び公共団体は、社会的儀礼または習俗的行為の範囲を超える宗教教育その他の宗教的活動であって、宗教的意義を有し、特定の宗教に対する援助、助長もしくは促進または圧迫もしくは干渉となるようなものを行ってはならない(傍線筆者)。


 要するに靖国神社の公式参拝や大嘗祭その他、戦後日本において、政教分離の問題が争点となってきた諸行為をことごとく「宗教行為ではなく、社会的儀礼または習俗的行為の範囲」内に収めることによって強引に合憲化してしまおう、という魂胆である。

 勿論こんな見え透いた目論見に、あの執念深い反日左翼どもが黙っているはずもない。

 奴らに言わせれば、そもそも「現行憲法の政教分離条項は、戦前の『(いわゆる)国家神道体制』が国民から理性を奪い、無謀な〝侵略〟戦争へと日本を駆り立てていった歴史への痛切な反省から生まれたもの」であり、従って条項本来の目的からすれば「まず神道に対してこそ最も厳格に政教分離を適用せねばならず、あらゆる公的機関や権力行為において、わずかでも神道的匂いのするものを見つけたなら、徹底的に排除されなければならないのは理の当然」ということになる。

 まあ歴史を見る限り、戦後日本的「政教分離」原則の導入過程に関しては、奴ら反日左翼の言うとおりなのだろう。

 そもそも全ては、戦時中の日本人のあまりの狂熱ぶりを見たアメリカ人が、そこに何やら得体の知れない、狂信の匂いを嗅ぎ取って恐怖した所に始まる。彼らは占領中「先の〝侵略〟戦争の元凶は(いわゆる)国家神道である。これを旧帝国政府が国民に強制し、あるいは他の宗教を圧迫することによって国民的熱狂を引き起こした為に、破滅への道を日本は突き進んで行ったのだ」と決め付けて『神道指令』を発令、(いわゆる)国家神道体制を解体させ、あらゆる公権力の場から一切の神道色を拭い去っていったのである。

 が、ちょっと待て。

 この戦後日本的「政教分離」原則の導入過程、論理的に見てなんかおかしくないか?

 これは私の知る限り、保守にも左翼にも右翼にも、これについて言及する者が今まで一人もいなかったのが不思議でしょうがないのだが。

 確か反日左翼の理屈では「国家神道の〝悪〟影響を公権力の場から排除する」ために「『政教分離』原則を導入した」んだよな?

 けどさあ、もう一度歴史の教科書を読み直してみようよ。

 『国家神道』って、いわゆる「宗教」だったっけ?

(含笑)
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