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徴兵制普通選挙か志願兵制制限選挙か

 どちらがより優れた制度であるか。実を言うと、とっくの昔に答えは出ている。

 兵隊の強さは、①傭兵→②募兵→③徴兵の順になることぐらい誰にでも分かることだろう(但し傭兵は、イザというとき全く役に立たないのだが)。小銃ぐらいしか扱えない徴兵と、ハイテク兵器を使いこなす傭兵や志願兵。どちらが強いかなんて小学生でもわかることだ。三島由紀夫が徴兵制に反対していた(意外に思われるかもしれないが、これは歴然たる事実である)というのも、一つにはこの辺の問題が引っかかっていたからだし、現に『スターシップ・トルーパーズ』の中にも、次のような一節がある。

 レイド少佐「(前略)社会的責任といったようなものを、持っておらず、持とうともせず、重荷をおしつけられるとすぐ腹をたてる連中に、そういった道徳的な美徳を吹き込むことよりも、わしの眼玉を治すことのほうがずっと容易であることは、すぐに理解できるだろう……これが、兵役につくことがそれほどまでに困難であり、やめてしまうことが実に容易であることの理由なのだ。家族、あるいは種族全部といった単位以上の社会的責任ということには、想像力が必要になってくる――献身、忠誠心、その他もろもろの高度の美徳……そういったものは、全て自分自身で開拓しなければならないものだ。それらを無理やりに押しつけられたなら、やつらは吐き出してしまうのだ。そんなことは、過去においてすでに、徴兵制度をとった軍隊が試してしまっておる(後略)」
 にも関わらず、である。

 この小説の世界から見れば、まさに現代がその「過去」にあたるせいなのかどうか、今の現実世界においては、その「より優れた」制度であるはずの『志願兵制制限選挙』制度を採る国は皆無であり、逆に「より劣った」制度であるはずの『徴兵制普通選挙』制度を採る国は、かの民主主義最先進国たる北欧四ヶ国(アイスランドを除く)(註:2006年当時)を始め、世界中にゴロゴロしているのだから全くわけが分からない。

 つまりそれだけ現代世界においては、制限選挙というものに対するアレルギーが強烈だということであり(本当はもっと深刻な理由があるのだが、それを書き出すと本論から逸脱し過ぎてしまうので別の機会を待ちたい)、そうである以上、当面の間は我々も『徴兵制普通選挙』を目指すことで妥協し、より良き制度であり、且つ三島由紀夫の遺志にも適う『志願兵制制限選挙』の実現については、他日を期すこととしたい。
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