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読者の批判に答える(三)

 ここ数回、この連載で続いている権力と国民意識の問題について、読者諸兄(註:2005年当時、この小論を連載していた某紙の読者のことです)から次のような批判が届いているので、ここで答えておきたい。

「この連載で、貫通はまるで暴力革命を肯定するような論調を展開している。まるで権力に抵抗する手段は武力闘争しかないとでも思っているようだ。世の中には武力によらない、平和的な抵抗手段だってあるはずではないのか?」

 まず読者処刑には、このブログの2月16日掲載分で、復員兵たちの労働運動を例として出したところを読み返してみて欲しい(復員兵たちの「指令」)

 彼ら復員兵たちは、何も非合法的な闘争を展開したわけではない。たとえ合法闘争であっても、官憲や暴力団による暴力的妨害は必ずあるのであり、それに対抗するためには、たとえ平和的・合法的闘争であっても、戦士としての気概と能力は必ず必要になるのだ。このことはむしろ、実際にデモに出て、機動隊員による暴力を何度も受けたことのあるような「市民運動家」のほうが、自分自身の実感としてよく理解できるのではないか? 

 平和的な闘争といえば、世界的にはなんといってもマハトマ・ガンジーの『非暴力・不服従』が有名だろう。それは一見、武力闘争とは正反対の立場のように思えるが、彼や彼の運動に参加した者たちは、果たして『戦士』ではなかったのだろうか?
そんなことはあるまい。

 当時のフィルムを見てみればすぐに分かる。彼らは、自身では何一つ武器を持たないままイギリス警官の前に進み出、本当に殴られるがままになっているのだ。

 確実にぶん殴られ、しかもいつ殺されるかも分からないというのに、それでも前に進み出る勇気。これを『戦士の気概』といわずしてなんと言おう。私がガンジーやその仲間たちを素直に「尊敬する」と公言できるのは、彼らが真に勇敢なる『戦士』だからであり、『非暴力・不服従』なんてものは、単にその時・その場所で最も適した抵抗手段として選んだ、単なる一戦術に過ぎないからなのだ。

 およそ『戦士』などとはかけ離れた戦後日本人が「ガンジーが成功したんだから自分たちもマネしよう」なんて、思い上がりも甚だしい。戦後日本の反戦平和運動に参加した奴の本音なんて、結局は「戦争は嫌だ、死ぬのは怖い」という単なる自己保身でしかないし、そんな奴らの集まる運動に、勝利の可能性など初めから微塵も有るわけがなかったのだ。

 もっともこの点は、私たち自身に対しても当てはまる事かもしれない。

 そう。「本物の戦争経験を持たない」という点では、私たちも『戦士』でないことには変わりない。我々もまた、あのインド独立運動の非暴力運動家や、戦後日本の労働運動を高揚させた復員兵たちの、足元にも及ばない存在でしかないのだ!

(続く)
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