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実はチョロい日米の支配者

 ひるがえって、現代の日米両国の支配者はどうであろうか。

 「自らは安全地帯に立てこもって『戦争』を叫ぶ」

 これは一見、いかにも支配者としての特権的地位を最大限に利用したオイシイ(被支配者から見れば卑劣な)振る舞いのように思える。しかし長い目でみれば、支配者としてこれほど愚かな(そして我々から見ればオイシイ)振る舞いもないと言えるであろう。

 何しろ庶民の子弟たちが戦場に追いやられ、戦士としての精神と能力を実地で徹底的に身に付けさせられている間、支配者どもの子弟は皆、国内の安全地帯で飲めや歌えの乱痴気騒ぎに酔い痴れているのである。これでもし「勇敢な戦士」と化した庶民の子弟たちが帰国してきたらどうなるか。甘やかされ、堕落しきった支配者の子弟どもなど、あっという間に気散らしてしまえるのは火を見るより明らかではないか! 革命家にとっては、こんなにオイシイ、理想的な状況はめったにないと断言してもいいくらいであろう。

 もちろん今の日本では、そんな事態は逆立ちしたって期待できない。

 徴兵制のない今の日本では、支配者の子弟も庶民の子弟も同じように甘やかされてしまっているのだから。同じ腰抜け同士で勝負するんなら、そりゃ手持ちの資産のでかい方が勝つに決まってるよ。現代の日本で革命、いやそれ以前の合法的な市民運動さえ中々起こりにくくなってるその真の原因は、つまりは「支配者の子弟なみに甘やかされた庶民の子弟」にこそあると言えるのである。

(続く)
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