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田中芳樹の錯誤

 田中芳樹という小説家がいる。

 『銀河英雄伝説』『アルスラーン戦記』『創竜伝』などのヒット作品を次々と飛ばす、主に「アキバ系」の人たちに大人気のライトノベル作家だ。

 その田中芳樹が、自己の小説において頻繁に登場させる悪役のステレオタイプがある。

 いわく、常に好戦的な言辞を吐き、国民に対し祖国愛と献身の尊さをアピールして自国の若者たちを危険な戦場にどんどん送り込んでおきながら、自分(と家族)だけは常に安全地帯に閉じこもり、命と財産を危険にさらすことは決してしないタカ派政治家……。

 まあ要するに、サヨクの反戦演説でもしょっちゅう耳にする、権力者の卑劣な振る舞いの、典型的なこれは一つの例だろう。

 最近でも小林節教授が、自分がそれまで散々自己の憲法論を説いてきた自民党の二世・三世政治家といった連中が、いかに国民の命というものをゲームの手駒ぐらいにしか考えていない(=自分は絶対死なない、ゲームのプレイヤーだと思っている)傲慢不遜な奴らだったかをしみじみと嘆息したり、またアメリカでもマイケル・ムーアが、現在の合衆国上下両院議員のうち、自分の子供を兵士としてイラクやアフガニスタンに送り込んでるのはたった一人しかいないという事実を暴露したりと、こうした権力者どもの姑息な振る舞いは、どうやら現代では、日米共通の現象となってしまっているようである。

 しかし、だ。

 このようなタカ派政治家どもの振る舞いを、佐高信や斉藤貴男などの馬鹿サヨクどもと一緒になって、ただ「卑怯だ!」「けしからん!」などと憤り罵ってるだけの諸氏は、残念ながら状況が全く見えていないといわざるを得ない。

 いやそれどころではない。

 彼ら権力者どもが、そのような一見卑劣極まりない行動に奔る状況というのは、実は「許せない!」どころではない。我々、本気で世の中をひっくり返そうと願っている者達(左翼・右翼を問わず)にとっては、とてつもなくオイシイ、舌なめずりしたくなるような事態なのだ!

(続く)
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コメント

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突然のご連絡失礼致します。
きみきと申します。
英雄伝説のアンテナサイトを運営しているのですが、
貴サイト様を拝見させていただきまして、
是非相互リンクさせていただきたくご連絡差し上げました!
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