FC2ブログ

記事一覧

官憲に、これ以上でかい口を叩かせないためにも

 「お前ら警察に逆らおうってのかい? へぇーそう。そういうつもりなわけね」

 先日、都内で一斉に行われた都立高校の卒業式・入学式において「日の丸・君が代強制反対!」のビラを校門前で撒いていたPTAに対し、学校からの通報を受けて駆けつけたという警察が、辺りを厳戒態勢で取り囲みながら次々に投げかけたという罵詈雑言のうちの一つがこれである。

 激辛〝スナック菓子〟評論家の佐高信なら「公僕のくせに、なんて傲慢な言い草だ!」と大激怒するところだろう(もっとも、それだけで終わってしまうだろうところが栄養価ゼロの佐高〝激辛スナック菓子〟信の悲しいところなのだがw)。

 確かに、なんだかどこぞの不良学生かチンピラヤクザみたいな物言いではある。そして普段、デモなどで日常的に機動隊に接している者なら、この程度の罵詈雑言くらい、すでに聞き慣れたものになってしまっているだろう。

 だが佐高「スナック菓子」と違い(笑)、ちゃんと理性でものを考える能力のある者なら、むしろ連中にこうした傲慢な言動を取らせるに至った背景までも考慮に入れなければなるまい。

 民族派団体・一水会の元会長である鈴木邦男は、同会が合法闘争路線に転じた理由の一つについて、かつてこう述べたことがある。

 「実際に公安や機動隊と激突してみて、彼らと我々との武力の格差を、嫌というほど思い知った」

 そう。彼らは鍛えているのだ。政治運動家やプロ市民を徹底的に見下せるほどに。「お前ら『下々の人間』は、俺たち『お上』に黙って従ってりゃいいんだよ」と勘違いさせるほどに。

 彼ら警察の傲慢さは、だから決して根拠がないわけでもないのである。

 だが、しかし。

 もし彼らが警戒し、罵倒するデモ隊やプロ市民が、みんな二年か三年、徴兵で鍛えられた経験のある者たちだったとしたら?

 軍事評論家の兵頭二十八氏によると、警察というものは、例えどんなに鍛えられ、最新式の武器を装備していようと、組織的殺
人の訓練を受けていない以上、正面から激突すれば、どんな二流国の軍隊にも勝てないのだそうだ。

 無論、「今現在、実際に武器を持っているか否か」という違いはあるだろう。だがたとえ今は丸腰にせよ、過去に実際、そうした組織的殺人の訓練を受け、そうした「殺人組織=軍隊」の技術や習性をも身につけた者たちがデモやビラ撒きの集団を構成しているのだとしたら?

 彼ら警察は、その時でもなお彼らに向かい「なんだお前ら、俺たち権力に逆らおうってのかい、アアン?」といった類の、傲慢なセリフを果たして吐けるだろうか?

 最近(注:2005年当時)、評論家の大塚英志は、その鈴木邦男と対談したさい、盛んに「我々と一緒に護憲運動をしましょう!」と呼びかけていた。
 だが私はむしろ、大塚英志に対してこそ「宮台真司と一緒に改憲運動をしましょう!」と呼びかけたいくらいである。

 他でもない。憲法の理念を実現させるよう、国家権力に強制するためにだ!

(続く)
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント