FC2ブログ

プロフィール

貫通信

Author:貫通信
管理人:チームのまとめ役。普段は表に出てこない。
オカルト君:憲法問題担当。特に政教分離や皇室祭祀の問題に詳しい。
鉄ヲタ君:経済政策担当。特に物流や交通政策に詳しい。
プヲタ君:安全保障問題担当。特に武道や格闘技関係に詳しい。
アニヲタ君:文化・芸術政策担当。特に「クールジャパン」問題に詳しい。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

カテゴリ

タグ

検索フォーム

月別アーカイブ

リンク

Twitter

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

保守左派とは何か(用語解説)

保守左派のための憲法講座

保守左派のための経済学講座

RSS

宮台、いいこと言った!

 宮崎 しかも、政府への抵抗に正当性がある場合には、その(=軍事・引用者註)訓練を受けた者たちはたちまち革命勢力に転化する。

宮台 その通り。すなわち国民皆兵の理念だ。レジスタンスは国民皆兵の理念――国民軍の理念――なしにあり得ない。徴兵制による国民皆兵化で初めて市民軍やレジスタンスの基礎が築かれる。フランスで徴兵制廃止に反対したのは左翼レジスタンスたちだった。かくして「愛国」とは「国民を屠る国賊政治家を、自ら手にした武器で討ってよし」となる。合衆国憲法修正第二条の本義もそこだ。

 『エイリアンズ 論壇外知性体による「侵犯」的時評03―04』(インフォバーン刊)に掲載された宮崎哲也・宮台真司両氏の発言である。読者諸兄はこれを読んで、一体どういう感想を持たれたであろうか。

 なんでもかんでもアメリカに追随し、「政府権力への抵抗=テロ=絶対悪」という短絡した図式をそのまま鵜呑みにする親米ポチ保守どもなら、絶句して恐怖に凍りついてしまうかもしれない(嘲!)。

 また「政府権力=絶対悪」と信じ込み、それと戦うために「憲法改悪阻止!」を叫び続けてきた反日左翼どもなら、宮台・宮崎が言ってることの意味が分からず「ハァ?」と阿呆ヅラを晒すことになるかも知れない(嘲笑!)。

 おそらく我々、対米自立的右派の立場にいる者たちだけだろう。

 この宮台・宮崎発言に思わず膝を叩き、「オォ、まさにその通り! 宮台、いいこと言った!」と素直に賛同できるのは。

 もちろん、こうした国際社会では常識的な――しかし日本の一般メディアではほとんど見ることのない――スジ論が、今まで全く語られてこなかったわけではない。

 保守論壇では、以前から兵頭二十八氏ただ一人が文字通りの孤軍奮闘状態で、この種の「市民武装論」を唱え続けてこられた(だけど『正論』や『SAPIO』の編集者、それに他の保守派文化人諸氏は、兵頭論文の「危険性」にまるで気づいていないらしい。アフォである)。

 また最近(注:2004年当時)出版された小熊英二氏の初期論文集『市民と武装』(慶應義塾大学出版会刊)でも、こうした国民皆兵思想は、欧米社会における当然の前提として語られている(なのに最近この本を書評した『週刊金曜日』の論者は、これをアメリカ批判のネタに利用するばかりで、この本が突きつけた彼らの立場――憲法九条絶対護持派でありながら、同時に反体制派という馬鹿げた立場――への根源的批判には全く気づいていないらしい。大アフォである)。

 しかし「右=体制派=改憲派=武装派」対「左=反体制派=護憲派=非武装派」の対立という二分法図式でないと、物事を語ることすら出来ないらしい日本のメディア状況では、中々メジャーになりにくい理念でもあったのだ。

(続く)
関連記事
スポンサーサイト
トラックバック
トラックバック送信先 :
コメント
▼このエントリーにコメントを残す