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小林節の「裏切り」?

 「最近の憲法論議がすっかり嫌になってしまった(略)これは私の憲法学者としての教養と良心が言わせてる言葉だと思ってください」

 「憲法とは人間の不完全性と人間の対等性を前提に、不完全な者同士の間で、放っておけば必ず堕落する権力というものにたがを嵌めるものです。これだけは譲れません」

 「小泉政治の傲慢さと軽さに耐えられなくなりました(略)今の憲法の下でさえこうなのですから、改正された便利な憲法を彼らがどう使うのかが怖い。われわれは自民+公明王朝や小泉純一郎国王に国を委ねたわけじゃないんです」

 「きっと、自民党の二世、三世たちというのは、1億3千万人の国民が残るのなら、3千人の部隊の消耗は必要なコストのうちだという、こういう感覚があるんです(略)どこまでも自分は死なない、ゲーム感覚なんですね」

 読者諸氏はこれら一連の発言を、一体誰のものだとお思いになるだろうか?

 なんとこれは、今年(注:2004年当時)の『法学セミナー』9月号で、斎藤貴男のインタビューを受けた、あの改憲派憲法学者・小林節慶応大学教授のものなのだ!

 かつて教授を、改憲派の同志のように思われていた方々の中には、教授のこのあまりの「変節」(?)ぶりに激怒された向きも大勢おられよう。なかには「小林教授の発言にしては異常すぎる。これはインタビュアーの斎藤貴男に嵌められたものなんじゃないのか?」と疑う方もあるかも知れない。

 だが『週刊金曜日』や『しんぶん赤旗』などにも載った教授のインタビュー記事を読むかぎり、これらの発言は、正真正銘、現在の教授の本心であると断定せざるを得ない。

 なぜ今頃になって突然、教授はこんなことを言い始めたのだろうか?

(続く)
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