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『天皇教』にも宗教改革が必要だ!

 ここまで書けば、前々回に私が述べた「憲法に違反する奴」とは、もっぱらこの「君側の奸=天皇の権威を独り占めする者ども」のことを指していることがお分かりになるだろう。

 かつて山本七平や小室直樹らは、西洋におけるプロテスタンティズムのような近代化の原動力としての役割を、日本においてはもっぱら『天皇教』(神道とは厳密に区別された意味での)が務めたことを解明した。

 だが一方では、この『天皇教』は、日本人の共同体主義的前近代性を克服させることが出来ず、後に「空気(ニューマ)支配」とも「無責任体制」とも呼ばれる帝國陸軍の暴走→破滅を招いたことも否定できない事実である。

 なぜそうなったのか? 色々な原因が考えられるが「プロテスタンティズムと違い、『天皇教』では宗教改革が未だなされていなかった」ことも理由の一つに挙げられるのではないか。

 中世ヨーロッパでは「神の権威」はカトリック教会の独占物だった。それを打破し、神と信者一人一人を直接結びつけたのがプロテスタントによる「宗教改革」であり、それがヨーロッパ近代化の原動力になったのであるならば、日本においても「天皇教のカトリック教会=国家官僚組織」による「天皇の権威の独占」を打破し、日本国民一人一人が直接天皇と繋がるような、いわば「『天皇教』の宗教改革」とでも呼ぶべきものが(日本が同じ失敗を繰り返さず、真の近代化を成し遂げるためには)必要になってくるのではないだろうか。

 そのためには、天皇と官僚組織(に代表される全ての統治権力)との徹底的な切り離しがどうしても必要になってくる。そして皮肉なことに、「天皇主権」でありながら、その政体は限りなく直接民主制に近いものが要求されるようになってくる(天皇の権威を、日本国民一人一人と直接結びつけるため)だろう。

 次回では、前々回にも少し触れた「天皇主権」でも「国民主権」でない第三の主権説=法人主権説について考察してみたい。

(続く) 
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