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もっとも信頼できる株主候補

 確か5月15日(註:2007年当時)前後だったと思うが。

 テレビ朝日の報道ステーションで、近頃の「実感なき景気回復」に関する特集が組まれていた。

 曰く「先の会社法改正による三角合併解禁などもそうだが、最近投資ファンド、中でも特に外資系のそれによる日本企業のM&A(敵対的買収)がますます激しくなってきている。そのため近頃ではどの日本企業も株主への利益配当を大幅に増やし、少しでも安定的な個人株主を数多く確保する事によってこうした買収攻勢から自社を防衛しようとしている。最近、『史上最長の景気回復』だ何だと言われながら、我々(?)庶民にはちっとも好景気の実感が湧かない原因の一つはこれだ」。

 すなわち、せっかく企業が業績を回復しても増えた利益のほとんどは株主への配当にまわってしまい、人件費への上乗せはほとんどなされないでいる、ということらしい。

 この番組を見ていて、私は歯がゆくて歯がゆくてどうしようもなかった。

 「『買収からの企業防衛のため、安定的な個人株主を育成』だって!? もう既にいるじゃないかどの企業にも! 最も安定的で! 最も信頼できる! 最も頼もしい個人株主候補が! 自社の従業員という最強の株主候補が!!!」(続く)
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