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「文化的左派・経済的右派」? 逆だろ!

 常日頃から「民主党も含めたリベラル勢力の大同団結」を唱えている北海道大学教授の山口二郎は、あちこちのメディアで「対立軸はすでにハッキリしている。国家主義で格差拡大の自公か、リベラルで格差是正の野党連合かだ」というような意味のことを最近盛んに吹聴してまわっている。

 国民の多数にとって、これほど絶望的な二項対立の図式というのもちょっと他には考えられないだろう。

 日本の誇りを思い国家の自立を目指すためには、対米追従・格差拡大の新自由主義勢力を支持するしかなく、かといって格差是正を目指し権力の横暴や腐敗を糾すためには、南京大虐殺だの従軍慰安婦の強制連行だのといった国家冤罪を民族全体に背負わせようとする反日媚中勢力を支持するしかないという、この救いようのないほど馬鹿げた二者択一! 我々ですら「もういい加減にしてくれ!」と叫び出したくなるような不毛さである。

 冷戦終了から、今年でもう十七年にもなる。

 卑しくも「市民派」だの「民主勢力」だのと自称し、真に庶民の側に立った政治を求めるというのなら、いつまでもこんな黴の生えた左右対立軸などに囚われていないで、もっとしっかり国民多数派の声に耳を傾け、そのニーズを的確に汲み取った政策を打ち出していくべきであろうに、そんな最低限の姿勢すら示せないほど、今の左翼は視野狭窄に陥ってしまったというのだろうか。全く情けない限りである。

 で、それはそうと我々のことだが。

 この不毛な二項対立図式の中で、いかに自らの立ち位置を我々民族派は確保していくべきなのだろうか。

 古くから我々のことをご存知の読者諸兄なら既に大体の想像は付いていることと思うが、我々の立場とは「格差を是正する民族主義」である。

 冷戦真っ只中の七十年代から早くも「親米保守か、反米リベラルか」といった不毛な左右対立図式から抜け出し、一貫して「対米自立」をスローガンとしてきた我々にとって、グローバライゼーションだの新自由主義だのといったアメリカ渡来の経済思想など初めから胡散臭いものでしかなく、ましてやそれが原因で国民の間に貧富差が拡大し、階級が分断され、人心が荒廃し、拝金主義が横行しているとあっては、もはや問答無用、徹底的に粉砕すべき対象でしかあり得ないのは理の当然である。

 フランスのルペン氏は自らの率いる「フランス国民戦線」の立ち位置を「文化的左派・経済的右派」と称したことがあるそうだが、私にはこれは逆に聞こえる。

 我々の立ち位置としては、むしろ「文化的右派・経済的左派」と称したほうが適切なように思えるのだがいかがだろうか。
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