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当てが外れた反日左翼

 安倍内閣の支持率が下げ止まらないという(註:この記事が某紙に連載されていた2007年当時のことです)。

 実を言うと「もう左翼バッシングのピークは過ぎた。既にネット上でも、叩きのターゲットは小泉政権へと移りつつある」というような話は、既に去年の夏頃から出始めていたのだ。

 まあ当たり前といえば当たり前の事なんだろう。

 左翼叩きに狂奔し、一昨年の郵政解散の時にも熱狂的に小泉自民党を支持したネットウヨとか都市型保守とか呼ばれる連中のほとんどは、実は「負け組」と言われるニートやフリーターに分類される者たちばかりであり、その彼らが「優勝劣敗」「弱肉強食」をもって良しとする対米追従=新自由主義経済路線を邁進する小泉=竹中政権を支持するなどというのは、結局のところ、自らの首を絞めることにしかならない事にようやく彼らも気が付いてきた、という事だろう。ましてや、政権についた途端に村山声明は受け入れるは閣僚の不祥事は続出するは拉致問題ではアメリカに梯子を外されるはといった調子の体たらくでは、もはや何をかいわんやである(ここだけの話、柳沢厚労大臣の失言には、フェミだけでなくマザコン男の中にも怒ってる奴がかなりいたぞ)。

 社会全体の空気(ニューマ)も明らかに風向きが変わってきているし、本紙の昨年十二月号で……氏(註:掲載元は実名)も指摘していたとおり、本来ならばこういう時こそ左翼の出番であり、20年前なら今頃、全国的な左翼大反動が開始されていたとしても全くおかしくない状況だったはずなのだ。

 ああそれなのに。

 一体なんなのだろう。先の沖縄県知事選、愛知県知事選での野党の体たらくは。

 先日のTBS『サンデーモーニング』でも関口宏が「(せっかく)自民党の支持率が落ちてきているというのに、民主党の支持率もそれと一緒に下がってきてしまっている。これでは森政権時代に逆戻りしただけではないか」と呆れていたし『週刊金曜日』1月26日号では、吉田有里とかいう議員秘書がもっと露骨に「安倍政権を評価しない人たちの多くが、そのまま野党に流れるのではなく『支持政党なし』へと流れている。この不幸な現実」などと嘆いている。

 しかもこの女、その「冷え切った『無関心』な有権者を揺さぶるためにはどうしたらよいのか」と自問し、次のような「自答」まで披露している。

 「私たちが、街頭で、公開討論で、紙上で、安倍政権を『逃さない議論』をどこまで詰めきれるかにかかっている」

 つまりこれまで自分たちが散々やり尽くしてきた事を、さらにもっと徹底的に強力にやっていけば、自ずと有権者は自分たちの側に来てくれるに違いない、ということなのか。

 ……阿呆である。

 我々から見れば全く信じられない事だが、この「市民派」とか「人権派」とか称する連中というのは、自分たちがどんなに一般国民から嫌われ、見放された存在に成り果てているのか、ほんっとうに全然分かっていないようなのである。

 都知事選における吉田万三ら共産党陣営にしてもそうだが、たとえこいつらがどんなに反安倍・反石原のネガティブキャンペーンを徹底展開し、またそれがどんなに高い効果を上げたとしても、それがもたらす結果は「投票率のさらなる低下」でしかない。

 なるほど、確かに連中のいう通り安倍・石原は「庶民の敵」なのかも知れない。しかしそれを言うならば、社民・共産は「日本の敵」である。「庶民であり、同時に日本人でもある」有権者多数の本音は「安倍・石原も嫌だがリベラルも嫌! どっちに投票するのも嫌!」というものであり、それでは結局、残された最後の選択肢である投票放棄に、誰もが奔るしかなくなるのは理の当然ではないか。
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